メイン | 2006年11月 »

2006年10月28日

アーセナル vs エヴァートン 観戦 at エミレーツ・スタジアム

今日はアーセナル vs エヴァートンを観戦してきた。

昨日セントアルバンスでのアーセナルとの打ち合わせで、ちょうど明日ホームで試合があるからと、アーセナル・レディースのクレアがパスをくれたのだ。

アーセナル・スタッフパス

 

パスといっても、これはスタッフ用のパスカードで、席の情報などは何も書いてない。

それで、この席をキープしたから、とポストイットのメモを一緒にもらい、昨日は「Thank You!」とそのまま封筒に入れて見ていなかったのだが、よく見るとポストイットには「Row 1」と書いてある。

もしかして最前列!?

 

半信半疑ながらスタジアムに到着すると、やはりツアーで来た時とは様子が違う。

閑静だった住宅街には人・人・人。
道にはバーガーショップやお菓子屋や露店が並び、やはり騎馬隊の姿も。

エミレーツスタジアムへの道 バーガーショップ

エミレーツスタジアムへの道 菓子屋

エミレーツスタジアムへの道 露店

エミレーツスタジアムへの道 騎馬隊1

 

騎馬隊がスタジアムの周りの通路にまでいたのもおもしろかった。

エミレーツスタジアムへの道 騎馬隊2

 

さて、マッチデープログラムを購入し、いざゲートを探すが、パスには試合の情報という情報が全く書いていないので、入り口のオジサンにパスを見せて、「これで入れるのか?」と聞いてみると、「入れ、入れ」と言う。

 

入場ゲートはスパーズのホワイト・ハート・レーンと同じように、やはり通れない人がいそうなくらい、狭い。

が、さすがに最新設備、チケットを入れる口があって、赤外線らしきもので読み取るシステムになっている。

カードをかざすと、無事、ロックが外れる音がして、中に入れた。

エミレーツスタジアム 入場ゲート1

エミレーツスタジアム 入場ゲート2

 

スタジアムの中には、スナックコーナーの他、勝敗予想を受け付けるギャンブルのコーナーなどもある。

エミレーツスタジアム スナックコーナー

エミレーツスタジアム Bettingコーナー

 

競技場内に入って席を探すと、ゴール裏の、やはり最前列。
スパーズ戦は2階席だったので、全く違う感覚で楽しめそうだ。

 

とにかく目線が低いので、ボールの位置を掴むのに最初は戸惑ったが、アンリもジルベルト・シルヴァもファン・ペルシーも、同じ高さでプレーをしている。

アーセナルvsエヴァートン1

アーセナルvsエヴァートン2

アーセナルvsエヴァートン3

 

試合はアーセナルが最初から攻め続け、エヴァートンにはチャンスらしいチャンスもないのだが、前半11分、エヴァートンのこの試合唯一といってもいいくらいのチャンスのコーナーキックから決められて、いきなり失点。

 

それでもアーセナルが一方的にボールを支配して、ゴールラッシュを期待させる展開。

 

が、打てども打てどもネットを揺らすことができない。

 

ハーフタイムではまだスタジアムは比較的楽観的だったのだが、後半に入ってからも攻め続けるも、なかなか1点が遠い。

 

ハーフタイムのイベント。
ガンナーがアーセナルグッズの詰まった弾を、観客席に向かって発射!

アーセナルvsエヴァートン ハーフタイム

 

ようやくゴールが決まったのが後半26分。
相手のファールでもらった正面やや右からのフリーキックを、ロビン・ファン・ペルシーが直接叩き込んだ。

この展開なら、残り20分あれば、十分逆転するだろうと誰もが思ったに違いない。

アーセナルvsエヴァートン4

 

が、その後も攻め続けるも、試合は結局1-1の引き分けに終わり、アーセナルとしては、敗戦に近い、完全に勝ち試合を落とした勝ち点1だった。

 

ボールポゼッションはアーセナルが62.2%で、シュートは実に25本 vs たったの2本。
ファールもアーセナルの6つに対し、エヴァートンは23。

それでもスコアは1-1のドローに終わった。

 

アンリの調子が今ひとつだったのだが、サッカーは本当に難しい。

 

が、日本に帰る前に、最後に新スタジアムでのアーセナル観戦。

勝ち点3は取れなかったが、非常に楽しめた。

 

今日の試合はアメリカ人GKのハワードが立ちはだかって、ことごとくアーセナルのシュートをセーブ。これだけ止められれば仕方がない。MVPはハワードにあげよう。

アーセナルvsエヴァートン ハワード1

アーセナルvsエヴァートン ハワード2

 

2006年10月27日

アーセナルとの打ち合わせ

ロンドン中心部から少し北のセント・アルバンス(St.Albans)にある、アーセナルの練習施設に打ち合わせに行ってきた。

アーセナルレディースのアカデミーに所属する留学生のことと、来年あるチームで行う予定の英国キャンプの確認だ。

 

ここ、セント・アルバンスにはアーセナルの練習場があり、試合日以外のプレス発表などもこの施設で行うことが多い。

アーセナルはエミレーツ・スタジアムの敷地内に事務所を置いているのだが、オフィス機能はスタジアムに、練習などサッカーのプレーに関することはセント・アルバンスに集めていきたいようで、来年オープンする室内練習場の建設なども行っていた。

ロンドン中心部などを行き来するのも大変なので、なるべくチーム運営を効率良く、というベンゲル監督の意向もあるようだ。

 

今日はちょうどユース世代が地元のチームと練習試合を行っており、イングランド代表として今年のワールドカップ最終メンバーに17歳で抜擢されて話題になった、テオ・ウォルコットの姿も。

 

ベンゲル監督も試合をチェックしていたのだが、プレス発表の準備をするらしく、途中で退席。

留学のプログラム・マネージャーのアレックスと2,3言葉を交わして、向こうに歩いていった。

 

アレックスは2001年に稲本潤一選手がアーセナルに移籍した時に身の回りのお世話をしていたので、ベンゲル監督から駐車場の係の人まで、アーセナルのほとんどのスタッフと旧知の仲ということだが、スタッフみんながアレックスを知っているのには正直驚いた。

 

レディースチームのスタッフ、クレアといろいろ話をした後、ちょうど明日、プレミアリーグの試合がホームのエミレーツ・スタジアムであるからと、クレアがパスをくれた。

ラッキー。

 

2006年10月26日

英国のサッカー施設

英国というのはやはりサッカーの母国というだけのことはある。

 

いろいろなクラブや施設を回るのだが、天然芝は当たり前で、どこもいい環境を持っている。

 

スタジアムは観客席があるのでもちろん大きさは決まっているが、練習場は、ピッチというよりは、広大な敷地に芝を敷き詰めて、ピッチの部分をきれいに刈り取って使う、という感じだ。

なのでピッチもぎりぎり1面、などではなく、普通に2、3面は取れてしまうところが多い。

 

【Queendswood】

ここはアーセナルレディースのアカデミーも練習に使っている。

Queendswood練習場

 

ミニピッチやテニスコートなども。

Queendswoodミニピッチ

Queendswoodテニスコート

 

【Hertfordshire Sports Village】

ここは大学とスポーツ施設が併設されていて、一般も利用可能のようだ。

Hertfordshire Sports Village1

Hertfordshire Sports Village1

Hertfordshire Sports Village 1

Hertfordshire Sports Village 2

 

【Winchmore Hill】

Winchmore Hill 1

 

小さなクラブハウスにもきちんとバーが存在。
トレーニングや試合の終了後に歓談する文化がある。

Winchmore Hill 2

 

【Oakland College】

Oakland College

 

2006年10月24日

アーセナル新スタジアム(エミレーツ・スタジアム)ツアー

今日はアーセナルのスタジアムツアーに参加してきた。

 

アーセナルは総工費約750億円をかけて、スタジアムを前のハイバリー・スタジアムの隣に新築した。

当初は2005年夏に完成予定だったが、結局今年7月22日にオープンし、この新スタジアムで今シーズンを迎えている。

 

スタジアムのネーミングライツ(命名権)をアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空が買い取って(15年・推定200億円!)、エミレーツ・スタジアムと呼ばれている。

収容人数は60,432人。ハイバリーが38,500人でこちらは逆にクラブ運営に影響を来たすほど手狭だったが、今年から1.5倍以上収容できるようになった。

 

取り壊されつつあるハイバリースタジアム。
一昨年来た時にはここを見学させてもらったのだが、解体されている姿を見ると、少し寂しい気もした。 ハイバリー・スタジアム

 

少し歩くと、目に飛び込んでくる新スタジアムの雄姿。
いや、これを見ると、やっぱり早く新しくしたかったんだな、と納得。

エミレーツ・スタジアム

 

周辺をちょっと散策してアーセナルのスタッフと待ち合わせたオフィシャルショップに行き、しばらくするとスタッフ(名前を失念)が登場。
ベアーフットのプログラムマネージャー、アレックスとは携帯で連絡を取り合っており、知り合いのようだ。

 

スタッフから入館のためのバッジをもらい、いざスタジアムツアーに。

エミレーツ・スタジアムツアー・バッジ

 

最初は上の階に上がり、エグゼクティブラウンジを通ってVIP席へ。
やはり新しいだけあって、すばらしい眺めだ。

エミレーツ・スタジアム エグゼクティブラウンジ

エミレーツ・スタジアム

 

RSW・ベアーフットスタッフと、お世話になったアーセナルスタッフ。

with アーセナルスタッフ

 

しばらくピッチ全体を眺めたあと、今度は1階に降りて、選手控え室。
ここはベンゲル監督の意見が取り入れられ、ハーフタイムにみんなで輪になってミーティングができるように、との造りらしい。

エミレーツ・スタジアム 選手控え室

 

ロッカーには各プレーヤーのユニフォームがかけてある。
中央はFWアンリを挟んで、FWファン・ペルシーにMFジルベルト・シルヴァ、さらに売り出し中の若手FWウォルコットとMFロシツキーが両脇に。 端は守護神レーマンが使っているみたいだ。

 

控え室の端に置いてあった水のペットボトルもアーセナル特製!?
アーセナル特製ウォーター

シャワールームにもARSENALの文字が。
エミレーツ・スタジアム シャワールーム

 

少し説明を聞いたあと、選手の入場ゲートをくぐってピッチサイドに。

エミレーツ・スタジアム 選手入場ゲート

 

ここの芝は本当に芸術的だ。

試合で使っていないときには芝生に光を当てて育成しているとのことで、この機械で、日照時間に左右されず、安定してすばらしいピッチが作れるようになった、と言っていた。

エミレーツ・スタジアム 芝

エミレーツ・スタジアム 芝育成機

 

そういえば日韓W杯の時も、芝生の生育が問題になっていたことを思い出した。
科学の進歩は本当にすごいと思う。

 

ピッチの後はプレスルーム。
ここで記者会見を開いている。

エミレーツ・スタジアム プレスルーム

 

これでツアーは終了。

 

スタッフと別れたあと、ミュージアムに入ってみた。
ここでは1886年から100年以上ものアーセナルの歴史が展示されている。

エミレーツ・スタジアム アーセナルミュージアム

 

オフィシャルショップ前で、トレードマークの砲台と記念撮影。

ちなみにアーセナル(Arsenal)は訳すと「兵器工場」で、もともと兵器工場の砲兵たちのチームだったため、チーム名はそのまま「Arsenal」、そして砲台がマークになっている。

エミレーツ・スタジアム 砲台

 

ハイバリーから建物などのハード面では何もかも一新された新スタジアム。
すばらしいツアーだった。

 

が、個人的には「まだきれい過ぎる」気がする。
古い街に異質の建物がそびえ立っていて、まだまだ馴染んでいない、スタジアムがまるでよそ者のようだ。

もう少し時間がたって、このスタジアムで数々の伝説が作られ、建物も少し年季が入ってくれば、すばらしい光景になりそうだが・・・

 

アーセナルのスタッフも、ハイバリーでは数々の名勝負が繰り広げられてきたので、この新スタジアムにサポーターが愛着を持ってくれるには何年かは必要だろう、と言っていた。

 

日本でも、横浜や埼玉など、いくつも新しいスタジアムができて、ワールドカップの決勝や、いくつもの名勝負も繰り広げられているが、やはりまだ聖地は「国立」かな、と思う。

 

2006年10月23日

サッカーキャンプ施設見学

帝京大学系列のロンドン校、帝京ロンドンで施設を見学してきた。
キャンプ施設の候補である。

ここは主に日本人のロンドン駐在員のご子息が通う学校なのだが、この設備がまたすばらしい。

ピッチが何面も取れるような広大な敷地に敷き詰められた芝のグラウンドだけでなく、ジャグジーやサウナも兼ね備えたプールや、トレーニングルームを併設した体育館、また学校というだけあって、広い食堂やAVルームも完備、キャンプの施設としては申し分ない。

遠征するチームによってキャンプ施設は変わってくるが、この学校ではベアーフットの留学生OBも教員として最近働き始めたということで、いい関係が築ければ、と思う。

広大なピッチ。

キャンプ施設・ピッチ

 

プールにはジャグジーも。

キャンプ施設・プール

キャンプ施設・ジャグジー

 

体育館、トレーニングルームも併設。

キャンプ施設・体育館

キャンプ施設・トレーニングルーム

 

広い食堂も完備。

キャンプ施設・食堂

2006年10月22日

クマ原田の音楽セッション

今日は午後からクマ原田(クマさん)が音楽留学生を何人かスタジオに集めて、音楽セッションを行っている。

クマさんはベアーフットのトップで、イギリスに活動拠点を置いているプロのミュージシャンでもある。

このクマさんが、自分の音楽に対する付き合いかたや、音楽の楽しさなどを、一緒に楽器を弾いたり歌を歌いながら、伝えていく。

僕はこのセッションに直接参加していないので細かいところはわからないのだが、まずはこのタイプの音楽が好きとか嫌いとかじゃなくて、いろんな種類の音楽を何でもやってみよう、まずはいろんな音を出してみよう、というシンプルなもののようだった。

 

後からクマさんに聞いてみると、みんな、音楽に対して自分で壁を作っている、新しいことをやろうとすると、まずはどうしたらいいんだろう、と構えて考えてしまう。

それよりもまず、何か音を出してみて、それから考えればいいのに、というようなことを言っていた。

 

ベアーフット・スタジオの一部
ベアーフット・スタジオ

 

セッションの後は、みんなでワイワイと団らん。

僕は途中プレミアリーグの試合観戦をしていたが、結局昼過ぎから夜の12時近くまで、10時間以上いろいろと交流をして、留学生は充実したいい時間を過ごせたと思う。

 

そういえば一つ、団らんの中で、クマさんが

「プロとアマチュアの違いは何か?」

とみんなに質問していたのが印象的だった。

 

みんないろいろと答えていたが、クマさんが考えるプロとは、お金を稼ぐのでも時間を費やすのでもなく、最終的にどんなパフォーマンスができるか、ということのようだ。

ただ、パフォーマンスといっても、いい時のパフォーマンスではなく、悪い時のパフォーマンスに差があるのだ、と。

 

「プロもアマチュアも、確率の差はあるけど最高のプレーが出る可能性はどちらにもあって、この最高のプレーはどちらもすばらしい。」

「ただ、プロはどんなに悪い条件の中でも最低限のパフォーマンスのレベルを維持できる。このレベルが高いのが一流のプロだ。」

 

「やはりプロでも好不調の波はかなりありますよ。特にアーティストは(笑)」

「その中でも、お金と時間を費やしてわざわざ見にきてくれるお客さんには、それを払っただけの価値を与えなくちゃいけない。」

「それができるのがプロで、どんな状況でもそうしなくちゃだめだろうね。」

と。

 

これを聞いていて、たとえ最悪、コンサートで楽器がなかったとしても、プロはお客さんを楽しませることができる、お客さんは音楽を楽しんで帰れるんじゃないか、それくらいの強い意志を感じた。

 

また、こうも言っていた。

「調子がいい時は何も考えなくていいんですよ、体が勝手に動くから。」

「そうじゃなくて、調子が悪い時に、どうやってお客さんが満足してくれる最低限のレベルに持っていくか、そこなんですよ。大変なのは。」

なるほどな、と思った。

 

これはスポーツも音楽も、また仕事にしても、同じことかもしれない。

 

クマ原田ベアーフットHPの紹介文)

ベーシスト、プロデューサー。10代で日本を離れ、ドイツではミュージカル「ヘアー」公演に参加。オランダを経て1971年渡英。80年代には、自ら結成したブレックファスト・バンドでクラブチャート2週連続1位を獲得した。また、ケイト・ブッシュ、ヴァン・モリソン、元ローリング・ストーンズのミック・テイラー、今井美樹、布袋寅泰、高宮マキなど、国内外著名アーティストと、プロデュース、レコーディング、ツアーでの共演などでコラボレーションを図っている。一方で、青少年教育にも力を注ぎ、1996年には英国初となるインターナショナル・サッカー・アカデミーを設立。1998年には、ロンドン・シンフォニー・オーケストラと共同して、音楽を通じたコミュニケーション能力の健全な発育を支援するインターナショナル・ミュージック・ワークショップを設立した。2004年には、クラウン&マナー・ボーイズクラブのメンバー・オブ・クラウンカウンシル(評議会委員)に、2005年には、北海道芸術高等学校の初代校長に就任。活動の場を音楽だけでなく教育へとさらに広げている。

スパーズ vs ウエストハム

今日は午後から音楽留学生を対象にしたクマ原田の音楽セッションがあるのだが、ちょうどプレミアリーグの試合が開催されるので、スパーズ vs ウエストハムの試合を見に行くことにした。

 

スパーズの本拠地はホワイト・ハート・レーン(White Hart Lane)。
名前の響きがすごくかっこいいと思うのは自分だけ!?
ホワイト・ハート・レーンの駅は、リバプールストリートから鉄道で北に20分ほど、ゾーン3にある。

ちなみにロンドンの地図や路線図はここが便利。
ロンドンの交通機関の全てを網羅している。
【Transport for London】
http://www.tfl.gov.uk/tfl/maps-home.shtml

 

さて、スパーズというのは愛称で、トットナム・ホットスパーFC(Tottenham Hotspur Football Club)というのが正式名称だが、2003/04に戸田選手が所属していたこともあり、日本でも知る人は多い。
【スパーズHP】
http://www.tottenhamhotspur.com/

 

同じロンドンには強豪のアーセナルやチェルシーがいるが、スパーズにはコアなファンが多く、この2チームを強くライバル視している。
特にアーセナルとの試合はノース・ロンドン・ダービーと呼ばれ、大いに盛り上がる。

 

このスパーズ、アカデミーの強化部長のリチャード・アレンとは縁があって、がんばってほしいチームだ。
今年は割と調子がいい。

 

天候はあいにくの小雨だったのだが、ホワイト・ハート・レーンの駅を降りると、駅構内から既にファンの熱気に包まれている。

熱気というか、ちょっと水道橋から後楽園のWINS(場外馬券売場)に向かう殺気というか、それに通じるものがある・・・

ホワイト・ハート・レーン

 

スタジアムへの道には騎馬隊が警備をしていて、こんなのを見ても、さらにボルテージが上がってくる。

騎馬隊

 

そしてチケットを手に入れ、いざ入場ゲートへ。

それにしても世界で最も手に入れるのが難しいと言われるイングランド・プレミアリーグ。
値段もそれなりで、日本人からするとちょっとびっくりするかもしれないが、だいたい1枚1万円から2万円くらいする。

ホワイト・ハート・レーン入場ゲート1

 

入場ゲートはこれまた厳重で、入り口は人一人が横を向いてぎりぎり通れるくらいの隙間しかない。
このスペースで、太った人は入れるのだろうか。。。

ホワイト・ハート・レーン入場ゲート2ホワイト・ハート・レーン入場ゲート3

 

そして試合開始。
なんと言ってもスタジアムの熱気がものすごい。

興奮だけではなく、この何ともいえない感覚にスタジアム全体が包まれている。
やはりサッカーの母国だけのことはある。

 

ピッチと観客席の間がものすごく近い。
まさに目の前でプレーをしているのを見ることができる。

ホワイト・ハート・レーン スタジアム

 

後ろのおじさんが、スパーズの選手が左右の空いたスペースにロングパスを通すたびに
「Lovely Ball!」
と叫んでいる。

ほう、こんな言い方するのか、と感心しながらも、中年のおじさんが「Lovely」なんて言葉を普通に使っているのを聞くと、またイギリスという国が楽しくなってきた。

 

試合はイエローカード7枚が出る荒れた展開。
前半44分には、後ろから倒されたスパーズFWデフォーが、倒したウエストハムMFマスケラーノに相手の腕にかみつく事件が起こった。

そしてピッチは大混乱。

スパーズ乱闘1

スパーズ乱闘2

 

タックルは一発レッドでもおかしくないくらい、かなり危険なプレーだったのだが、完全に被害者をアピールしているマスケラーノ。

スパーズ乱闘3

 

審判にイエローカードを受けるデフォー。
その審判にも頭突き!?

スパーズ乱闘4

 

この乱闘寸前のプレーでしばらく中断したこともあり、前半のロスタイムとしては異例の4分。

 

0-0のままスコアレスでハーフタイムかと思われた、この前半ロスタイム終了直前、スパーズは左からのボールをミドが押し込んで待望の先制点。

混乱直後もあり、サポーターの盛り上がりは最高潮!

スパーズ得点!

 

そしてすぐに前半終了のホイッスル。スパーズファンにとっては最高の展開で前半を終えた。

 

後半は一進一退のまま時間が流れ、このまま1-0でスパーズの勝利。

スパーズ勝利

スパーズ勝利

 

試合終了後は興奮冷めやまない余韻のまま、オフィシャルショップへ。
外ではフーリガン対策か、警官隊がいたるところで列を作って警備をしていた。

スパーズ オフィシャルショップ

スパーズ 警官隊

 

まだプレミアリーグは1試合見ただけだが、Jリーグ屈指のサポーターを持つ、浦和レッズvs新潟アルビレックスをさいたまスタジアムで観戦した時ともまた違う空気。

プレミアリーグは「ファンが成熟」とは日本でもよく言われることで、何だか意味がわからなかったのだが、他に言葉がなかなか出てこないが、本当にそんな感覚を肌で感じる。

言葉ではなかなかうまく伝えることができないので、サッカーファンなら、ぜひ一度、プレミアリーグの観戦をおすすめしたい。

 

2006年10月21日

ブログスタート!

今日からブログを始めることにしました。
スポーツやITの仕事のこと、日常思ったことなどを、週2、3回くらい書いていこうと思います。

さて、実は英国・サッカー/音楽留学の仕事の関係で、昨日からロンドンに来ています。
なので、ちょうどこのロンドン出張記から、ブログをスタートします!

今回の出張の目的は、RSWとベアーフット(Barefoot)で協力して行っている、ロンドンへの留学プログラムの視察と打ち合わせだ。

ベアーフット代表のクマ原田さん(クマさん)の家にお世話になって、10日ほどの滞在を計画している。

今日は、留学生を受け入れているボーラムウッドFCの公式戦(FAカップの予選)がちょうどあったので、チーム関係者への挨拶を兼ねて、観戦に行ってきた。

ボーラムウッドはライマンリーグ(Ryman League)に所属するセミプロ・チームで、偶然にもアーセナルと縁がある。

ライマンリーグはどの位置かと言うと、

イギリスサッカーの構造は

===========【プロリーグ】===========
プレミアリーグ(20チーム)

チャンピオンシップ(24チーム)

リーグ1(24チーム)

リーグ2(24チーム)

===========【セミプロリーグ】===========

カンファレンスリーグ

ユニボンドリーグ/ライマンリーグドクターマーチンリーグ

・・・・

となっており、セミプロリーグのカンファレンスリーグの下にある地域リーグだ。

※ピラミッドの詳細は下のEngland Football Pyramid参照(Barefoot作成)。
(England Football Pyramid)

 

このチームは設備がすばらしく、4000人収容の天然芝スタジアムに、フルサイズの人工芝ピッチもあり、バーやVIPルームなども併設、さながらプロクラブのようだ。

また、アーセナルレディース(アーセナルの女子チーム)にも貸し出し、こちらのホームグランドとしても使われていることで、アーセナルとも関係が深く、毎年アーセナルのトップチームとプレシーズンマッチを行っている。

ちなみに去年は元フランス代表MFピレス(現ビジャレアル)、オランダ代表FWファンペルシー、スペイン代表FWレジェス(現レアル・マドリード)などにゴールを決められ、2-6、今年も0-4で敗れたのだが、留学生の所属するPASEアカデミーからも2選手がこの試合に抜擢されており、出場のチャンスがあるのだ。

ぜひがんばって出場してほしいと思う。

ちなみにボーラムウッドの施設は2004年に全面的に改装をして、このとき、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督により、ピッチやクラブ施設がお披露目されている。

 

さて、試合の方は、前半先制するものの、後半追いつかれ、結局1-1のドロー。
ホームで勝つことはできず、残念な結果に。

結果は仕方ないので、アウェイに期待しよう。