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Windows Vistaの発売

Windows Vistaが発売された。

ということで、昨日早速、オフィスから徒歩10分足らずのヨドバシAkibaに行ってきた。

時刻は夜の20:00頃だったのだが、Windows Vistaの発売日当日なのに、PCが集まっている1階の状況は、いつもとほとんど変わらない。
休日の夜の方が、店舗にははるかに活況がある。

そして店舗にはVista搭載のパソコンも少なく、「あれ?」という印象だったが、この閑散としたPC売場は「やっぱりな」という感じでもあった。

 

今回のVistaでは、劇的に何かが変わった、と主張できるものはあまりない。

さらに先週、マイクロソフトはWindows XP Home Editionのサポートを5年間延長した(2014年4月8日まで:Professional Editionは当初通り2014年まで)のだから、新製品の発売に水を差してしまったのは否めない。

サポート延長の理由は、「ユーザーからの要望や市場の状況を考慮し(上記URL参照)」である。

Windows 95ではすさまじかった、「新製品を早くほしい」「早く買い替えたい」というようなユーザー側からの購入熱は、既にWindowsには起こらなくなっているのだ。

 

RSWもちょうどWindows 2000ベースのPCを何台か買い換えようかと思っていて、せっかくなら「もうすぐ出るVistaを入れてみようか」という程度だった。

もっともあと半年もたたないうちに、数々発見されるバグの修正版をまとめたSP(サービスパック)が出るだろうから、本格的に導入していくのはそれまで待つことになるのだが・・・
※Webサイトの見え方などのテスト環境を作ったり、新しいサービスの可能性を考えたりするために、1台は先に導入することになる

 

Vistaの特徴というのがイマイチわからない、という人も多い。

Windows 3.1の後継として大ヒットしたWindows 95以降、主な機能の向上点・比較を簡単にまとめると、

  • Windows 95 では、マッキントッシュのようなインターフェースで使い勝手が格段に向上し(アップルコンピューターとの裁判が解決したことで可能に)、「Windows 95+インターネット」という図式が世界的に爆発した。
  • Windows 98 では目を張るようなインパクトはなかったが、安定感が増してダウンする頻度が減ったことに加え、シェル統合機能によって、標準でエクスプローラーとInternet Explorerをシームレスに利用できるようになり、操作性とともに、インターネットやLANなど、ネットワークにより強いシステムとなった。
  • Windows Me はWindows 98をベースにマルチメディア機能を強化したが、OS自身がシステムリソースを多く使うことで不安定なOSとなってしまい、以降、Windows NTをベースとしたシステムに切り替わっていく。
  • Windows 2000 では、サーバー機であるWindows NT 4.0をベースにすることで圧倒的に安定感が増すとともに、使いやすいWindows 98の操作性やインターフェースを融合して、Windowsの最大かつ致命的な弱点「パソコンが落ちる」ということが極端に減った。
  • Windows XP は、画像・映像の処理が強化、またCD-R/RWの書き込み機能が搭載されて、フォルダにファイルを移す操作で簡単にCDにデータが焼ける、あるいはファイアウォール機能など、マルチメディアの強化と、より初心者にやさしい設計が加えられ、デジカメの普及などとともに、エンターテインメントの方向に進んでいった。
    ※XPからは急激にOSが肥大化し、またある程度PCを使っているユーザーには逆に使いづらい(ネットワークやコントロールパネルが隠れているなど)、などの点もある。

というように変遷している。

ちなみに現在のそれぞれのOSの使用率(シェア)はだいたい下記のとおりである。

OSシェア
RSWで運営している、あるサイトの訪問者のログ(2006/12-2007/1)から取得したデータ

さて、Vistaはどうか、というと、まずは見た目である。
Windows Aero と呼ばれる3Dグラフィックで、重なっているウィンドウを透過させたり、ウインドウを三次元空間に並べて表示したりできる。

そして、OSに統合されたファイル検索機能。
これは使ってみないとわからないが、仕事でパソコンを使うときには非常に便利そうである。
Googleデスクトップなどと比べても優れているのだろうか。

他、画像や動画の処理が充実しているというが、同じように、別途自分の好きなアプリケーションを入れるよりも使いやすいのか、試してみたいところだ。

 

見えるところではこんなところか、WindowsベースのOSでは劇的なインパクトのある機能・改善点は出尽くしたのかもしれない。

目に見えないところでは安定性とセキュリティ強化のためのかなりの改善がされているというが、どこまで変わったのだろうか。

 

昨今の事情(特に日本では)を見るに、セキュリティーをそれなりに重視している人は多い。

もしセキュリティーが強化されているなら、管理側としてはそこをもっとPRしてほしいし、その価値は十分にあると思うのだが・・・

 

ということで、Vistaが今使っているOSを変えたい、と思えるほどの製品ではない(今のところ)のは残念であるとともに、ヨドバシAkibaのパソコンコーナーにいるお客さんも普段と変わらず、「特にOSを見にきたのではなく、普通にPCを見にきた人」という状況に、「やっぱりな」と思うのも仕方ないのかもしれない。

 

Vistaの販売スタートがこうなることは、大々的なコーナーも作らない小売店も、煽るにも弱々しいマスコミも、最初から予想していたのではないだろうか。

 

もっとも、新しいオールインワンのパソコンには基本的にはVistaが搭載されるので、今後はパソコンの買い替えとともに徐々にVistaが浸透し、また不正コピーに対してOSを動かすのが難しくなっていることからユーザー数が同じでも正規の購入者が増え、マイクロソフトの販売目標も達成するだろう。

 

が、もしかしたら近い将来、OSの選択にも過渡期がくるのかもしれない。

 

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