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2007年5月31日

ITシステムを導入するということ

しばらく間があいてしまったが、久しぶりにシステムの話を。

先日、弊社にシステム開発を依頼されたお客様がいたのだが、弊社の方針とどうしても折り合わないためにお断りして、こういうところで御社に合った業者をたくさんの中から探すこともできますよ、と、楽天ビジネス などのビジネスマッチングサービスを紹介したケースがあった。

 

ITシステムを導入して利用しようというときには、大きく2通りの方法がある。

1つはパッケージソフトという、既にできあがったシステムを買ってきて使うもの、もう1つは、自社の業務やサービスにあわせて独自に仕組みを開発するものである。

パッケージソフトをベースに自社用に少しアレンジして機能を追加したりカスタマイズすることもあるが、これは両者を組み合わせた形になる。

 

パッケージソフトと独自開発のシステムは、効率良く業務を行ったり、サービスを提供したり、という目的は同じでも、本質的に違う部分がある。

それは、パッケージソフトは機能があらかじめ決まっているので、やりたいことに近い機能が入っているものを導入して、そのソフトの機能に合わせてやりたいことを実現していくことになるが、独自開発のシステムでは、やりたいことをそのまま実現できるように自由に開発される、というところだ。

 

ここが独自開発のシステムのいい点でもあり、難しいところでもある。

 

というのも、何人もの違うユーザーが汎用的に使うパッケージシステムは「制作・販売されているものをそのまま使う」という意識でいいが、独自開発のシステムでは何でも自由に決められる反面、「自分たち専用の仕組みを自分たちで運用していく」という意識が必要になってくるのである。

 

自分たちの業務に合わせて世の中に2つとないシステムを導入するわけだから、それが望みどおりにきちんと動いているかどうか、確認・検証するのは使う側の責任なのである。

利用者側の業務や要望は、それらをまとめる「要件定義」という工程で開発者もある程度は把握できるものの、やはり、利用者が一番理解している。

そして、独自開発のシステムの仕様は、ITに関するスペシャリストである開発側がかなりの部分で協力をして、実際にまとめあげる作業も行うものの、最終的には利用者側が決めるものだからだ。

 

ここが、制作側が自分たちでユーザーが使いやすいような仕様を決めて開発、その仕様通りに動いているかを制作側が入念に検証をして売り出す、パッケージソフトとは根本的に違うのである。

 

だから、独自開発のシステムは、「全てお任せで制作側に作らせる」という意識だと、導入後に様々なトラブルが出てくるし、逆にいいシステムを作るには、仕様を決める時など、利用者側の真剣な参画が必要で、自分たちで仕様を理解して「システムを開発側と一緒に作っていく」という意識が必要である。

 

受注をする側で偉そうなことを書いてしまうのだが、こちら側もできるだけ利用者の助けになる、便利なシステムを作り上げたいので、できる限り仕様を理解してもらうように説明をするとともに、どうしても制作側をパートナーではなく単なる外注業者としか見ることのできないお客様はお断りするケースも出てくるのである。

 

2007年5月 4日

ジュビロ磐田vsサンフレッチェ広島

少し遅くなったが、4/28のジュビロ磐田vsサンフレッチェ広島をヤマハスタジアム(磐田) に観戦してきた。

実はこれが初めてのヤマハスタジアムでの観戦で、川口能活がジュビロ磐田に入ってから初めてホームに試合を見に行ったのだ。

川口能活

 

ジュビロ磐田は第7節を終わった時点で、1位と勝ち点4差の8位。

得失点差マイナス4と、決して調子が良くないものの、上位を狙える位置につけている。

DF陣にケガ人が続出、田中誠、茶野隆行、鈴木秀人とディフェンスの要の選手のほとんどを欠く中で、この試合でアジウソン監督は、大井健太郎と菊地直哉を中に、左に上田康太、右に犬塚友輔を配置。

一方のサンフレッチェ広島は、得点ランキングでも上位にいる佐藤寿人とウェズレイの2トップ、FWの攻撃力は強力だ。

ジュビロにとってはこの難しい状況を、守護神・川口能活がどう統率するか、というところ。

 

ジュビロ磐田vsサンフレッチェ広島

10,131人が入ったこの試合は、前半4分にカレン・ロバートがいきなり先制点。

左クロスに中山雅史が飛び込み、競り合って流れたボールにはフリーのカレン・ロバートが。

カレン・ロバートの得点する嗅覚もすばらしいが、今年40歳を迎える中山雅史、まだまだ健在どころか、すばらしい動きだ。

38分には大井健太郎がJリーグ初ゴール。

ジュビロが2点を先行して前半終了、後半に入るといきなり1分、サンフレッチェは駒野友一からのクロスに佐藤寿人が合わせて2-1。

ここから佐藤寿人の動きが目立ちだして、しばらくサンフレッチェの時間帯が続く。

ジュビロはいつ点を取られてもおかしくなかったが、川口能活とDF陣が踏ん張ると、23分にはカレン・ロバートがワンチャンスを頭で決め、3-1と突き放す。

いい時間帯で得点をしたが、ジュビロのDFはまだ修正ができず、36分にはペナルティエリア内で突破しようとした佐藤寿人を犬塚友輔が後ろからスライディングで倒してしまい、イエローカード、PKを与えてしまう。

蹴るのはウェズレイ。

川口能活はウェズレイのボールに反応したものの、左隅いいところに決まり、3-2。

直後にカレン・ロバートに代わって村井慎二が投入されると、ジュビロは落ち着きだす。

41分には太田吉彰からのクロスを成岡翔がヘディングでゴール左隅、すばらしいところに決め、4-2と再び突き放し、そのまま試合終了。

 

終始ジュビロがリードして4-2、得点経過でいえば快勝と言えるものの、シュート数はジュビロの10本に対してサンフレッチェ15本、直接フリーキックも7本vs15本と、攻撃では広島が上回っていたような展開だった。

サッカーのおもしろいのはこういうところでもある。

 

それにしても、やはりサッカー専用スタジアムは、グラウンドと観客席の距離が近くていい。

 

サンフレッチェ広島・サポーター
サンフレッチェ広島・サポーター

東京から4時間近くかかったが、広島からは夜行バスで応援だろうか。

こういうサポーターに答えるかのような、佐藤寿人の手を抜かない動きもすばらしかった。