ドラマのようで、でき過ぎとも言えるような激闘の数々。
5度に渡る死闘で、もはや因縁の対決となった日韓戦。
最強のキューバ打線を緻密な投球で翻弄し、野球の聖地・メジャーリーグの軍団を擁するアメリカにも繋ぐ野球で完勝。
前回のように、イチローがリーダーとして引っ張る必要もなく、高度な能力を持った選手達全員の、チーム全体の意識が一つになり、誰かの調子が悪くても、他の誰かがカバーをする。
3年前と比べても格段に強くなっている我が侍ジャパンが、WBC連覇を成し遂げた。
ただただ、敬服するばかりである。
抜群のピッチャー陣に、それを完全に引き出した城島のリード。
青木、内川はじめ、ここぞという時に個性を発揮してヒットを重ねた野手達と、もがきながらも最後にはやはり実力で押し切ってくれた、孤高の努力家、イチロー。
そして采配の妙は随所に現れたが、強力な統率や指揮という感じでもなく、一点の曇りもブレもなく、単にチームの向かう方向を明確に示した原監督。
選手は使われるのでもやらされるのでもなく、個性を持った職人達が自分の持てる力を発揮して、あうんの呼吸でそれぞれの役割を完璧にこなし、結果がついてくる。
これこそ最高のチーム、究極の組織である。
和の中に個が光る。
個の集まりで和を作る。
日本の国民性が、野球という舞台を介して、最高の形で表れた大会だった。
こんなご時世でも関係なく、掛け値なしでこの興奮と感動を味わえる、独特の世界。
それを味あわせてくれた選手、球界、そしてスポーツというものに感謝したい。
何だかんだ言って、結果が気になってしまう。
みんな、スポーツが好きなのである。
日本が誇れる文化として、自信を持ってスポーツを挙げられる、そしてこの国民性も自信を持って誇れるものだ、と、さらに確信を深めた1日であった。
前巨人のジェレミー・パウエル投手(31)が、ソフトバンク、オリックスとの二重契約状態で揉めている。
パウエルがオリックスの契約書にサインした後、代理人がソフトバンクと契約を結び、両球団とも支配下選手として発表、混乱を巻き起こしたのだ。
これに対し、パ・リーグの小池唯夫会長は、ソフトバンクの支配下選手契約を認めるが、出場は6月23日以降から、とする妥協策を両球団に勧告した。
正直なところ、妥協もいいところで、この決定は誰のためのものなのか、不思議な感じがする。
もし自分が球団側であれば、ソフトバンク、オリックスどちら側だとしても、この裁定には納得できないだろう。
順序で言えばオリックス入団がスジだろうが、オリックスとの契約を知らずに契約をしたソフトバンクは善意の第三者ということで、こちらも契約の有効性を主張できる。
ただ、法律うんぬんはあるにせよ、パウエルがソフトバンクでやりたいなら、そうさせればいいと思う。
実際のところは不明だが、パウエル側は年俸額が上回るソフトバンクへの入団を希望した、とのことだ。
そうなると、仮にオリックスに入ったところでモチベーションを上げるのは難しく、それならばソフトバンクの選手としてオリックス戦に投げてもらった方が、試合としてはおもしろい。
だとすれば、ソフトバンクで投げるのがパウエルにとっても、ソフトバンクとオリックスのファンにとってもプラスであるのは明らかだろう。
もちろん、パウエルには非があるわけで、やはりオリックスへの違約金あるいは何らかのペナルティーが必要だ。
このペナルティーが約3ヶ月間出場できない、というのでは、オリックスは全くの貧乏くじを引いただけ、またファンへの利益はあるのだろうか。
本日、NTT DoCoMoの公式コンテンツとして、井川慶オフィシャルサイトの携帯版がオープンした。
ここでは井川慶のメッセージをはじめ、音声、動画インタビューや、待ち受けなど、井川慶に関する様々な情報がいち早く手に入るサイトになっている。
サイトはほぼ毎日更新、現在アメリカで奮闘する井川慶が何を考え、何を目指しているのか、井川慶ならず、野球、メジャーリーグ、異国の地などに興味がある人はぜひアクセスを!
西武ライオンズが、2007年7月7日の東北楽天戦において背番号『7』片岡易之選手がプロデュースしたイベントを開催!
それに伴い、オリジナルユニフォームストラップ(非売品)のプレゼントを実施、このキャンペーン企画をアールスポーツウェブがサポートしています。
応募期間 : 2007年7月7日(土)当日より7月29日(日)まで
当選発表 : 厳正なる抽選のうえ当選者の方々には発送を持って発表とさせていただきます。
プレゼント数 : 777個
応募キャンペーンサイト「片岡易之オリジナル「YASU」ストラッププレゼント」
昨日6/4、西武ライオンズ・赤田将吾選手の公式HP「侍魂」をリニューアルオープン!
赤田選手といえば、将吾語録。
野球からプライベートまで、2005年9月1日のサイトオープン(=赤田選手誕生日)からほぼ毎日欠かさず、プロ野球の中でも随一の更新頻度で日記のアップを続けているのだ。
こちらも正直、当初はここまで日記を書いてくれるとは思っていなかったので、今回は更新などがわかりやすいようにページを一新、また携帯でも将吾語録が読みたいという多くの要望にこたえて携帯の将吾語録ページもオープンした。
より便利なサイトを目指していければ、と考えているので、意見や要望があれば、ぜひいただければ、と思います。
投稿された質問に選手本人がダイレクトで書き込むQ&Aページは、おそらく他にはない試みなので、ぜひどんどん質問の投稿を!
選手の負担にならない範囲で答えてくれるということだ。
現在は肩痛で2軍での調整が続いているが、焦らずにじっくりと治して、後半戦、西武ライオンズ・キャプテンとしてペナントを盛り上げてほしい。
赤田将吾オフィシャルサイト「侍魂」
http://www.samurai-shogo9.com/
将吾語録 → http://www.samurai-shogo9.com/todays/
999本目から18打席ぶり、6/3 オリックスvs.横浜2回戦、2回表の第1打席に、ようやく出た待望の1本。
5/23の西武戦の第1打席で8試合連続安打を放ってから10日間、開幕から調子が上がらず、ようやく上向いてきたところだったが、どれほど記録へのプレッシャーがあったのか、これは経験した本人しかわからないだろう。
雨天中止が3回あり、チーム状態も下降気味、勝利への執念から捕球後に選手と交錯して担架で運ばれ、と、相当苦しい10日間だっただろう。
いずれにせよ、プロ246人目の記録達成、おめでとう!
246といえば、横浜の方には東京から静岡につながる国道「ニーヨンロク」としてなじみの深い数字で、これも横浜一筋、金城選手らしくていいと思う。
※999本目から1000本目を放つまでの全てのスケジュールと打席
| 5/23(水) | 右直安 ※999本目 | 中飛 | 右飛 | 中飛 | (vs 西武 ○2-1) |
| 5/24(木) | 試合なし | ||||
| 5/25(金) | 中止 | ||||
| 5/26(土) | 二ゴロ | 一直 | 遊ゴロ | (vs ロッテ ×3-8) | |
| 5/27(日) | 二ゴロ | 二併打 | 空三振 | (vs 楽天 ×4-7) | |
| 5/28(月) | 一ゴロ | 空三振 | 一ゴロ | 三ゴロ | (vs 楽天 ×2-3) |
| 5/29(火) | 試合なし | ||||
| 5/30(水) | 中止 | ||||
| 5/31(木) | 中止 | ||||
| 6/1(金) | 左飛 | 空三振 | 中飛 | 投ゴロ | (vs 日本ハム ×3-5) |
| 6/2(土) | 出場せず | (vs オリックス ×1-3) | |||
| 6/3(日) | 右ゴ安 ※1000本目 | 二ゴロ | 遊飛 | 中ゴ安 | (vs オリックス ×1-3) |
ニューヨークヤンキース・井川選手、メジャー1勝目を飾りました!
6回ちょうどを投げて球数は92球、5安打、5奪三振、2四死球、2失点の内容。
デビュー戦から
| 投球回 | 球数 | 奪三振 | 四死球 | 失点(自責) | |
|---|---|---|---|---|---|
| デビュー戦 | 5回 | 97球 | 2 | 4 | 7(7) |
| 2戦目 | 5回1/3 | 95球 | 3 | 3 | 3(2) |
| 3戦目 | 6回 | 92球 | 5 | 2 | 2(2) |
井川慶らしく、マイペースで徐々にメジャーリーグに馴染んでいっているようだ。
特に今回、自身が最低限とする6イニングを投げたのは大きい。
6回というのは先発ピッチャーとしてゲームを作る責任の回数と考えているからだ。
しかも92球と、必ず1年間ローテーションを守りつづけることが自分の仕事だと強く考えて球数を重要としている井川選手にとっては、いいところでマウンドを降りたのではないか。
これから徐々にエンジンを全開にしていくだろう。
レッドソックス・松坂大輔とは全く違う流れだが、1勝という結果を手に入れた。
目標はこんなところにはないだろうが、デビュー3試合目で形に残る結果が出たのは大きい。
今後もっともっと、すばらしい投球を見せてくれるに違いない。
井川慶の探求・KQUEST(クゥエスト)が始まった。
これからが楽しみだ。
ハマスタ(横浜スタジアム)での横浜 vs ヤクルト観戦。

ここまであまり結果の出ていない、金城選手の応援がメインだったのだが、いい試合だった。
金城選手は今シーズン2度目のマルチヒット。
2本目はラッキーな面もあったが、やはり結果がついてくると、気持ちも上向いてくるだろう。
明日以降のさらなる上昇にも期待したい。

さて、試合は横浜が初回、仁志、金城、村田のヒットで先制すると、直後にヤクルトは四球からヒット1本で同点、4回にも四球からのヒットで逆転に成功。
ここまでヒット2本で2点と、効率のいい攻めをする。
試合はヤクルト2-1とリードのまま終盤、7回へ。
ヤクルト先発・グライシンガー、横浜先発・加藤ともそこそこのピッチングで試合を作っていく。
7回から横浜2番手として登板したのは、超過契約金騒動の渦中の那須野。
騒動から初めてのマウンドだ。
が、この那須野がすばらしい。
この回先頭のグライシンガーには緊張したのか、9球を使ってようやく投ゴロに仕留めたが、このあとはリズムを取り戻し、「今まで以上に球場で活躍する姿を見せたい」との言葉どおり、現在打率首位と好調の青木、そして飯原を連続三振。
しかも青木には4球、飯原には3球三振と、完全に那須野のペースだ。
そして直後の7回裏、先頭の鈴木尚が2球目をレフトにツーベース、吉村が粘って遊ゴロでランナーを進めたあと、古木が初球をライトに犠牲フライで、ベイスターズは同点に。
那須野がピシャリと抑えたことで、横浜にリズムが生まれたのは明らかだ。
続く鶴岡がヒットのあと、大矢監督は那須野をそのまま打席に向かわせる。
打席の那須野、次の回を考えてバッティングは控えるのかと思いきや、見逃しストライク、ボール、ボールのあとの4球目を果敢に打って出る。
これはファールになったが、気迫が球場全体に伝わってくる。
結局次の球を打ってファールフライだったが、必死の那須野がスタジアムの空気を一変させた。
しかし続く8回、左のガイエルを2ストライク2ボールと追い込みながら、内角のチェンジアップがデッドボールに。
右打者のラミレスを迎えたところで、大矢監督は、左の那須野から、右ピッチャーの木塚にスイッチ。
木塚はラミレス・リグスの強打者は抑えたものの、宮本、代打の真中にヒットを浴びて、痛恨の失点。
そして結局、この勝ち越しのランナーを出した那須野に土がついた。
勝利投手・グライシンガー、敗戦投手・那須野。
めぐり合わせが悪く、敗戦投手になってしまったが、那須野には今後も今日のような気持ちで投げつづけてほしい。
契約金は横浜ベイスターズが自分を評価した金額なので、胸を張ればいいし、このピッチングをする投手を価値がある、と評価した横浜もさすがだと感じたのが、今日の那須野のピッチングを見た正直な感想だ。
唯一無二の技術を持った人材を評価するのは難しい。ましてや、金銭で換算した時に、どれだけの価値があるのか、などというのはほとんど誰もわからないだろう。
なので、金銭絡みの問題は最近多いが、主催者や関係者、選手、ファンなど、プロ野球を取り巻く全員がどんどん議論をして、制度を試行錯誤でブラシュアップしていって、こうした問題をカバーしていくべきだと思う。
今日のように、選手が一生懸命になって、常にすばらしいプレーを見せてくれれば、プロ野球はおもしろくなる。
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先ほど、4/3 0時に、井川慶オフィシャルサイト「KQUEST」をリニューアルオープンした。
前回は「IRONNERVES」、メジャーリーグ・ニューヨークヤンキースに移籍した今回は「KQUEST」という、両方とも造語なのだが、マネジメント会社クロス・ビーさんによると、KQUESTとは井川慶(K)が新しい環境で極限まで追求・探求していく(QUEST)、そういう様を、KQUESTと呼ぶということだ。
KQUESTは、「ケー・クエスト」ではなく「クゥエスト」と発音する。
ちなみに「IRONNERVES」は「鉄心」、すなわち目標に対して何事にも動じない鉄のような心、ということらしい。
両方とも洒落たネーミングだと思うが、井川選手には自分の野球への飽くなき探究心をもって、思う存分、メジャーリーグでベースボールというものを追求していってほしい。
ヤンキースのトーリ監督が3/30に発表した開幕ローテーションで、井川選手は、4月6日(日本時間で7日朝)のオリオールズ戦に初登板することに決まったようだ。
開幕戦の先発はパバーノ。2戦目以降はペティット、ムシーナ、そして井川慶と回していく。
日本プロ野球は一足先に開幕したが、海の向こうの開幕も待ち遠しい。
ようやく、というか、結局、日本プロ野球組織(NPB)の根来泰周コミッショナー代行が、今秋のドラフトから「希望入団枠」を廃止すると発表した。
パ・リーグは既に、希望枠の制度が残っても「使わない」と6球団が明言していたのに対し、廃止できない原因となっていたセ・リーグの開幕前に方針が決まったのはせめてもの救いだ。
これでフレッシュな状態で開幕できる。
これだけ世間や当事者までもが撤廃に向いているのに、なぜここまで問題解決が引き延ばされなければならなかったのか。
先にも書いたが、ルールは試行錯誤で変えていけばいい。
今のルールが悪いことは明らかなのだから、まずは変えること、が最優先だろう。
まず「廃止する」と即時決定するだけで、逆にイメージを上げることもできたかもしれないのに、不祥事にうまく対応できない大企業と同じことが日本プロ野球でも起こっていて、こうした大企業病が、昨今のプロ野球の人気の低下を招いているのは間違いない。
メジャーリーグだけでなく、甲子園があれだけ盛り上がるわけだから、別に野球に人気がなくなったわけではなく、むしろ日本プロ野球以外の野球は活況かもしれない。
WBC優勝やメジャーリーグで証明されているように、日本プロ野球のプレイヤーのレベルは世界の中でも極めて高い。
人気が復活するポテンシャルは非常に高いと思うのだが・・・
ファンを大切にする、自分だけでなく全体を見た決定をする、当たり前のことがされるだけでも、今ならまだファンは戻ると思う。
いずれにせよ、最低限のラインで踏みとどまった。
ドラフトでの大阪桐蔭・中田翔の行方が楽しみだ。
西武のスカウトがアマチュア選手に「栄養費」として現金を渡していた問題から一気に盛り上がった、希望入団枠への批判。
選手が好きな球団を選べるということは、球団側は逆に、有力な選手に自分達を選んでもらおうと、チームを売り込むことになる。
そして、この「売り込む」ということが不正の発生の温床になっていることは想像に難くない。
だとしたら、選手側からの希望枠を全廃して、球団が公平なルール(球団が選手を指名・競合したら抽選、や、最下位の球団から順に選手を指名するウェーバー方式など)で選手を取得するようにしては、というのが今回の動きだ。
当然、今までも選手側の希望をどうするか、という話はよく議論されてきている。
人気球団や金銭的に余裕がある球団は、入団を希望する選手も多く、より有利にスカウトを進められる。
一方で、戦力が偏ってしまい、興行的に一方的で面白くない試合が増えてしまう、という懸念点も指摘される。
実際は選手を集めすぎると起用や出場機会の問題でチームを離れる選手も多く、戦力の格差はさほどでもないのだが・・・
人気球団は経営努力をしているということで、だから選手が集まる、また人気球団の存在が球界の発展を促している、と捉えることもできるが、今回は不正が表に出たことで、その選手集めの方式のマイナス面が大きくクローズアップされたわけだ。
希望枠を廃止するということは、選手側の希望が一切通らないということで、入りたい球団に入れない可能性も高いのだから、フリーエージェント(FA)権取得までの期間を短くしよう、という話が常についてまわる。
もちろんFAで有利に選手を取得できるのは、前述の、人気球団や、金銭的に余裕がある球団である。
希望枠とFA。この2つの制度を、選手の権利と見るのか、球団のアドバンテージと見るのかは、各球団によって全く異なってくる。
だから、入団時に希望が通らないならFA取得期間を短くしないと話にならない、という、ある1球団の主張も正当だし、理解はできる。
ただし今回の事件では、権利を取得するはずの、選手側の組織である「日本プロ野球選手会」までもが、「FA取得期間とは切り離して考えて、希望枠を廃止すべき」と言っている。
自分たちの権利よりも、社会への信頼、そして球界全体の発展を第一においたわけだ。
また、日本野球連盟、全日本学生野球連盟、日本高校野球連盟のアマ3団体は、希望枠の撤廃を以前から強く要望していた。
しかし結局、一部球団の強い意見で、希望枠の廃止は今シーズンが終わった後のドラフトではなく、来シーズンの後のドラフトから、ということで決まったということだ。
ルールは慎重に決めなければならないが、試行錯誤で発展させていくのもルールである。
決していいルールではなく、社会問題まで引き起こした現在のものを、なぜすぐに変えられないのか。
ちなみに現在のルールも、2004年の明治大学の一場選手(現楽天)に対して裏金を渡していた問題から始まった議論で、妥協案として採用された程度の制度である。
今回の希望枠の廃止は来年から、という決定を、世間はどう見るのだろうか。
即時廃止に反対する球団は、今年の希望枠が既に決まっているからだ、と誰もが考えてしまうのではないだろうか。
そしてその球団に今年のドラフトで入団する選手も、そういう目で見られてしまうのは当然だろう。
甲子園やメジャーリーグの活況とは正反対に、人気に陰りが見られる日本プロ野球。
イメージダウンを続けて今年1選手を獲得することが、将来の発展のためになると考えているのだろうか。
コミッショナーなどが問題発覚後すぐに一言、「即時希望枠の廃止に動きたい」などと打ち出しているならこの事件も逆に再編中のプロ野球界のイメージを上げたかもしれないのに、7時間半にも及ぶ会議の結果は、「ルールは慎重に決めないといけない」だ。
こういうときにトップがどう対応するのかは、最近よく世間を騒がせる、大企業の問題対応と極めて似ていると感じてしまうのである。
ちなみに阪神タイガースは大阪桐蔭の中田翔選手と親密といわれるが、その岡田監督も「選手がいる、いないで制度を変えたらあかん」とまで発言している。
岡田監督というのは、入札競合時のクジ引きに対しても、「もし競合したら、球団ではなく、入札された選手自身がクジを引けばいい」などという、おもしろい発想を持った人でもある。
※プライバシー保護のため、画像には一部加工(ぼかし)を入れています。
一旦休憩を挟んで、後半は少年選抜との練習試合。

出場選手はあらかじめ決めておくのではなく、その場で推薦や選手が指名するなど、ユニークなものだった。
選手達は休憩の合間に少年達にサインを。

さて、小雨の中、3イニングスで打ち切りというルールになった練習試合が、いよいよプレイボール。
キャッチャー、赤田将吾。

1回にいきなり2点を先制された(!)ライオンズ、しかしライオンズの攻撃はあっさりと終わってしまう。
そして2回からは赤田将吾がリリーフとして登板。

1対2のビハインドでバッター、赤田将吾。

何と、バットを振りぬいた瞬間、ボールはライトオーバーの、同点ツーベース。




セカンドベース上で得意気(?)の赤田将吾。

そしてこのあとサヨナラのホームを踏み、3対2で西武ライオンズの勝利。
最後はまっさきに握手をしにいって、試合終了。

ホームに帰ってきた赤田選手、は周りに一言。
「負けたくはないもん」
最後には勝負の厳しさとプロのこだわりまで教えた野球教室も、これで終了。
教室終了後は集まったファンも一緒に合同質問会。
微妙な質問も飛び交ったが・・・

この野球教室を通じて、赤田将吾というプロ野球選手の、野球への真摯な思い、そして何よりも楽しんで野球という仕事をしていることを再認識した1日だった。
※プライバシー保護のため、画像には一部加工(ぼかし)を入れています。
続いて室内でバッティング練習。
ここでも少年とのスキンシップは欠かせません。

時にはこんな顔も・・・

トスを上げて、手本を見せて、手取り足取り指導。



そして赤田将吾の武器、走塁。
盗塁を狙っているときの体の向きと重心の位置を説明。
この体の使い方がランナーに出ているときには一番重要なようだ。


プロ選手が一緒に実演して、さらに手取り足取り教えてくれる。
少年達にとっては本当に忘れられない経験になるだろう。
それにしても赤田将吾のコーチング(熱血教師!?)は本当にすばらしい。
まずは野球をとにかく楽しむ、そして本当に野球がうまくなってほしい、というのがひしひしと伝わってくる。
※プライバシー保護のため、画像には一部加工(ぼかし)を入れています。
さて、教室の内容はというと、雨が降ったりやんだりと、あいにくの天気だったのだが、天気など関係ないくらい、これもまたすばらしかった。
選手達は「やらされている」、というのではなく、選手達も少年に野球を教えること、そして一生懸命吸収しようとする少年達とのやりとりを、心から楽しんでいるようだった。
まずは集合して開会の挨拶。


雨のため室内で選手達と一緒にランニングをして、準備運動をすると、雨が小降りになってきたということなので、グランドへ。

グランドではキャッチボールから。

各選手が散らばって、個人個人に手取り足取り、投げ方、取り方などを教える。

人生相談!?

微妙なシーンも。。。

キャッチボールが終わると、今度はパート練習。
赤田将吾はもちろん、外野練習を担当。

「取る時に絶対にしてはいけないのは、後ろにボールを逸らすこと。
外野の後ろには誰もいないから、外野手は絶対にボールを自分で止めなきゃいけない。」
教えるのも真剣そのもの。

赤田将吾は続ける。
「バックホームは絶対に高いボールはだめ。
届かないボールは何をやっても絶対に取れないからな。」
細かいこと「絶対だめ」ということを強く強調していた。
ポイントは簡単、説明も非常にわかりやすく、説得力がある。
少年達にフライを上げて

バックホームのキャッチャー役も。


ひと月以上前になってしまうのだが、先月の頭に(2006/12/9)、赤田将吾・小野寺力両選手が主催する野球教室「Chase the dream 2006」を見に行った。
ようやく写真の整理ができたので、遅くなってしまったが、ここで紹介。
この教室は地元の少年野球チームを10チーム、100名を招待して、選手が直接手取り足取り野球を教えてくれる、1日教室だ。
イベントは球団が考えたのではなく、赤田将吾・小野寺力の両選手が去年から自主的に行っているもので、そこに西武ライオンズの球団が球場を貸してくれている。
そこに赤田選手とそのマネージャーが招待してくれたのだが、プロの選手がこういう機会を持つのはすばらしいことだ。
2人の意図に賛同して、今年は若手を初めとした、下記の10名ほどの選手が協力してくれた。
涌井秀章・炭谷銀仁朗のような売出し中の若手から、まだ1軍で出場したことのない新人もいるが、こういう機会はどんどん作ってほしいと思う。
【主催】
赤田 将吾(9・外野手)
小野寺 力(14・投手)
【協力】
片岡 易之(7・内野手)
涌井 秀章(16・投手)
長田 秀一郎(19・投手)
山岸 穣(36・投手)
炭谷 銀仁朗(37・捕手)
水田 圭介(45・内野手)
田沢 由哉(50・投手)
田中 靖洋(57・投手)
山本 歩(59・投手)
杉山 春樹(62・投手)
藤原 虹気(63・投手)
以下、【2】【3】【4】に続く。
※プライバシー保護のため、画像には一部加工(ぼかし)を入れています。
今日は、井川慶選手のマネジメントをしているクロス・ビーさんのお誘いで、都内某所で行われた井川選手の壮行会に参加させてもらった。

右は株式会社クロス・ビー、神崎社長。
数人で井川選手と歓談中、メンタルの話題に話が流れ、
「ピンチの時ってどういう心境なんですか? やっぱり『やばいな』とか思って投げるんですか?」
と聞いた時のこと。
「人によると思いますけど、僕は盛り上がりますね。そこがお客さんに対しての、プロとしての見せ所じゃないですか。」
即答だった。
井川慶のピッチングは見ていておもしろい。
逃げるというより、ストレートでバッターに立ち向かっていくからだ。
そしてチェンジアップをフッと投げて、三振の山を築く。
間違いなく、井川慶は「お客さんが魅せられるピッチング」をしている投手の一人である。
2006年に達成した、1058投球回での1000奪三振の到達は、歴代5位のスピード。
同時にメジャーに挑戦する松坂大輔の、1070回2/3という記録の上を行くのだ。
さらに、
「日本では、もうだいたい選手をわかっているけど、今度は初めて対戦する人たちばかりだから、楽しみです。」
と。
不安や憂いではなく、より高いところで勝負できるという期待にワクワクしているのがひしひしと伝わってくる。
向こうでどんなピッチングをするのか、こちらも本当に楽しみだ。
最後に一人一人にサインを配ってくれた。
そこにははっきりと、「ニューヨークヤンキース 29」と書かれている。



キャンプを経て、開幕まであと2ヶ月。
井川慶の、メジャーでの初登板が待ち遠しい。
メジャーリーグの殿堂入りがアメリカ時間の1/9、発表された。
野球殿堂は、全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による選出で、75%以上の得票率(今年は投票数545票のうち409票以上)を得ると、晴れて殿堂入りとなる。
今年は、2632試合連続出場のメジャー記録を持つカル・リプケンや、首位打者に8度輝いた「安打製造機」、トニー・グウィンが順当に選出された(両者とも有資格1年目の選手)。
そして前予想の通り、128票、得票率23.49%のマーク・マグワイアは落選した。
マグワイアといえば、日本でも少し名の知れた選手だ。
メジャーリーグは1994年のストライキを境に、人気が下落、観客も減少していたところ、日本でも連日ニュースが伝えられた1998年のサミー・ソーサとの壮絶な本塁打王争いなどで、人気回復に絶大な貢献をした。
この2人のタイトル争いをきっかけに、現在の、メジャーリーグの復活を呼ぶことになったのだ。
試合数の違いこそあれ、毎試合のように数字を積み重ね、あの王貞治が作った55本という記録をあっという間に抜き去り、当時のロジャー・マリスの61本という記録からも飛びぬけた70本という数字を残した98年のシーズンには、自分も興奮を覚えた(本塁打王を争ったソーサは66本)。
翌99年にも2人揃って60本以上(マグワイア65本、ソーサ63本)と、メジャーリーグを個人記録争いで大いに盛り上げ、メジャーリーグの窮地を救ったのだ。
しかしマグワイアは薬物疑惑に揺れる。
筋肉増強剤のアンドロステンジオンの服用が発覚し、2005年3月に下院が大リーグ関係者や選手を召還した公聴会で、「私は過去のことを話すためにここに来たのではない」と言ったことで、関係者だけでなくファンや一般人から見ても、マグワイアは限りなく黒に近いグレー、というのが大方の見解だ。
ちなみに薬物疑惑では、2001年にはマグワイアの記録を上回る73本という現在のシーズン記録を打ち立て、2006年度終了時点での通算本塁打記録で、755本のハンク・アーロンに次ぐ734本を放っている、バリー・ボンズなどもいる。
野球殿堂入りの投票では、5%の得票率をクリアすると、15年間の殿堂入り候補の資格を得る。
スポーツでのドーピング問題が本格的に議論されてから、まださほど年月が経っているわけではない。
IOC(国際オリンピック委員会)ではドーピングは昔から比較的厳しかったが、ようやくメジャーリーグも腰を上げてきた。
リーグも、自分たちのビジネスを作っている所属選手たちを効率良く調べる必要があり、検査の方法も、今後はどんどん簡単なものになっていくだろう。
スポーツにおける薬物使用は決して許されるものではないが、マグワイアはメジャーリーグを救った選手の一人である、というのも事実である。
今後、様々な議論とともに得票率がどう変わっていくのかも非常に興味深い。
こっちもすごいことに・・・
2600万194ドルというのは井川投手の移籍のための落札額。
今回の井川投手の大リーグ移籍のポスティングシステム(入札制度)は、ヤンキースが約30億円という巨額の入札で、交渉権を落札した。
松坂投手の落札額が60億円と巨額だったのには驚いたが、こちらもこんな値がつくとは・・・
井川慶は、左ピッチャーでは間違いなく日本一、二を争う投手。
1年間ローテーションを守って200イニングを毎年コンスタントに投げられるピッチャーはほとんどいないから、本当にすごい選手だ。
ところでこの端数の194ドル、実は井川の今年の奪三振数だ。
最終戦に登板し、最終回の9回、もしこのイニングを三振3つで締めれば奪三振王のタイトル奪取というところで、見事アウトを三振3つでタイトルを決めた井川。
松坂の入札も「51,111,111.11ドル」と2桁目から1をひたすら並べたが(5100万ドルに縁起のいい「1」を並べたとのオーナーの言)、こういうところにもユーモアを出すところがアメリカらしくておもしろい。
すさまじい金額だ。
西武ライオンズの松坂大輔投手のポスティングシステムへの入札は、ボストン・レッドソックスが5111万1111ドル11セントで落札した、とようやく発表された。
60億?
2000年のイチロー選手が1312万5000ドル(当時約14億円)だったから、破格なんてものじゃない。
各メディアで報道されているから真実だろうが、もし球団に60億入ってきたら、すごいことになる。
1998年に西武、日本ハム、横浜の3球団が競合して、当時の西武の東尾監督が引き当てたわけだから、東尾監督が西武に60億を持ってきた、と言えなくもない。
もちろん今回の松坂投手への評価は西武ライオンズの育成の賜物なのだが、あのドラフトは60億の当たりくじだったのか、、、と、松坂大輔がメジャーでどんな投手になるか、ということよりも、そんなことをまず考えてしまった・・・
移籍といえば、相次ぐ超一流選手のメジャー挑戦で、日本球界が骨抜きになる、との危惧もあるが、レベルという面だけでなく、条件でもメジャーに匹敵するだけの金額を出せない球界なんだから、ある意味仕方ないと思う。
それよりも、日本の超一流選手がこれだけの評価を受ける世界がある、ということで、その金銭を球界の発展に使ってほしいものだ。
全額1球団に入ってしまうのはどうかと思うが、球界に60億入ると思えば、こういうお金を有効に使って、日本プロ野球を少しずつ盛り上げていくことはできないものだろうか。
ようやく、井川選手のポスティングシステムでのメジャー移籍が、阪神球団から正式に許可された。
フリーエージェント取得の条件など、議論するべきところはたくさんあるだろうが、やっと本人の希望が通った。
阪神タイガースとしては、大きな故障もほとんどなく、開幕からローテーションをほとんど守ることができる井川選手の流出は痛いだろうが、個人的には応援したい。
球団が井川選手に匹敵する投手を見つけるのは至難だが、ポスティングシステムでは球団にも入札による金銭的なメリットがあるから、その金銭で補強を行える。
三振の取れるピッチャーというのは貴重なので、今までの井川選手の実力を知っていれば、欲しい球団は多いと思う。少なくとも数億は動くのでは?
また、チームへの愛着という意味では生え抜きの選手は大事だが、逆に選手が流動化をすることで野球界も活性化すると思う。
最大額を提示したチームが落札、落札後30日間の独占交渉権を得る、というのがポスティングシステムのルールなので、移籍チームを選手が選ぶことはできないが、何年越しもの夢がかないそう、ということで、井川選手には素直におめでとう、と言いたい。
やはりピークの時にメジャー選手とやりあうのが、見る側としての楽しみでもある。
かつて野茂投手が三振の山を築いてメジャーに旋風を巻き起こしたように、井川慶の奪三振ショーを純粋に見てみたい。
三振を取れるのは特殊な能力で、井川慶はその能力を持った選手なのである。